甘ったるい香りと赤のアクセント

強がってかっこつけてるだけで、本当は毎日期待している。可愛い子にかっこいいねって言われたいんだよ。それで思い上がって、大して変わらない前髪をいじるんだよ。気持ち悪い。それでも、いつまでもかっこつけたい気持ちは消えないまま、自意識過剰に過ごしていくんだよ、きっとさ。

彼女から甘い香りがしていた。どこかで嗅いだことのある香りだなあって思ってずっと考えていたら気付いた。僕が昔使っていたワックスの香りだ

もっとみる

インクが滲む

涙で
インクが
滲んでゆきます

もつれた線が
解けてゆきます

意味は半透明になり
影を失ってゆきます

それは
生まれたての
原始の海のようにも見え
ワタシの心を癒してくれます

滲んだインクの浜辺に
立派な幹の木を描きました
小鳥のカップルも描きました
そうして
巣作りするカップルと
彼らの卵を描きました

いつでも
最初から
始められるのですね

風雨を防ぐ森も描かなくてはね
落ち葉の下に

もっとみる

散文詩『ハエトリグモ』2019.9.22

寂しい匂い。朝焼けを恨む必要はない、と、
ハエトリグモが言った。
朝玄関を出て、彼に感謝するのは、
自室の中へ、寂しいとやってくる小バエを、美味しそうに食べるのに面する、罪悪感。
謝る必要はない、と言った。

この朝の匂い、学校、満員電車、
バス停に佇む亡霊のような、乾いた空が、
落ちてくる想像をした。
蜘蛛の糸がたれてくるのを、誰かに譲り、
善意に包まれ、救われる想像をする。
それが、この匂いの

もっとみる
よんでくださってありがとうございます。すごくうれしいです。
5

Distance: Cher mon petit-6

Cher mon petit-6

あなたのことを思いながら眠り
あなたのことを思い出しながら目覚めます

あなたは私のことを大層強い人間だと
お考えのようですが
この境地に至るまでののたうち回りは
しる由もないでしょう

今尚
自らの内に抱える灼熱の炎のことを思うと
不思議でなりません
今だに
それは自分のものでないとすら思えてくるのです

幼き頃は
自分が女だということも露知らず
ただただ毎日

もっとみる

Distance: Chère ma petite-4

Chère ma petite-4

今更ながら、自分の望んだものの大きさに
その代償に
我ながら愕然とする

それは霧消した空中楼閣
始めからそんなもの存在していなかった
それでも
最初から分かってわかっていたとしても
オレは行っただろう

内なる衝動は
何も実在のものにたいしてだけ働くのではない
単なる衝動だ
それに従う他はない

誰もそれをコントロールすることはできない
オレ自身でさえも

もっとみる

秋(現代詩)

ざわめくすすき
聞かぬよに
萩のしずくに
立ち止まる
それで私は
満たされる
月夜が曇る
今日の夜も

詩No.114「1001月のわたし愛して」

ずっと昔から直らない
寝起きに目を擦る癖
いつか大事なものが見えなくなるからって
やめようともしたけど

仕草 ひとつとってもわたし愛してよ
もう来週で9月も終わりよ
だからあなたとはそういうことよ

いつか忘れてきたわたしを返してほしい
純情って言葉を知らず知らずのうちに
身体に染み込ませてた
あの頃の健気なわたしを返してほしい
指の動きひとつで人は変わるんだって

別にそんなことは知りたくなか

もっとみる

貴方と。

最初は、浮気相手だった。
遠距離のカレとの関係に疲れて、軽い気持ちで手を出してしまった。

今まで恋人を作ったことがなかった貴方なら、純粋で、断られないだろうと、汚い心で近寄った私に、気づいてか、気づかずか、とても優しく受け入れてくれた。

それまで、本気で人を好きになったことがなかった。

彼氏がいなかったわけでも、身体を許した人がいないわけでもなかったけれど、どれも全て遊びに過ぎなかった。

もっとみる

みんな、夏も終わったところだしクリスマスに向けて恋バナでもしようか

初めてのフォロワー様が先日、私の恋愛note好きですと仰って下さったので調子に乗らせて頂きたいと思います。

かなりゆるっとした投稿です。一緒にお話してる感覚になればいいなぁ。

ねえねえ、あなたの好きな人は、どんな人?

うんうん、尊敬できる人なんだね

うんうん、最低な人を好きになっちゃったんだね

うんうん、推しだったんだね

うんうん、叶わない恋なんだね。

様々な恋があるね。

ねえねえ

もっとみる